消防団からのお知らせ
●本当に怖いのは、火よりも「煙」
火災において火が恐ろしいのは、いうまでもありません。しかし、本当に恐ろしいのは煙。火災での死者の多くは煙で亡くなっているのです。
- 煙の中に入ると視界が遮られ、真っ暗やみの中にいるのと同じ状態になります。火災というふだんとは違う恐怖も重なり、精神的なパニックを起こす危険性があります。
- 不完全燃焼によって発生する一酸化炭素などにより、中毒を起こします。
- 煙を吸い込むことで、呼吸困難を起こして身体の自由が利かなくなることがあります。
- 熱せられている煙を吸い込むと、気道や肺が熱傷を受けて呼吸困難になります。
| １１９番に通報しても、すぐに消防車が来るわけではありません。消防車到着までの数分間が、火災を大きくするか「ぼや」で消し止められるかの境目となります。初期消火では、落ち着いて適切な行動をとることが大切です。 |
| 消火器は、初期消火の段階で大きな役割を果します。イザというときにあわてずに使えるようにしておきましょう。 |
１．安全ピンを引き抜く 
２．ホースを火の元に向ける 
３．レバーを強く握って放射する 
- できるだけ姿勢を低くして、煙や熱から身を守るように構える
- 逃げ口を背にして消火する
- いったん火が消えたように見えても再び燃えだす危険があるので、バケツなどで水をかけて完全に消す
- 普通、わたしたちにできる初期消火の限界は、火が火元からカーテンや壁板を伝わり、天井に着火するまで。
- 天井に広がると初期消火は無理なので、避難することを考えましょう。
